『インポッシブル』
の試写会から十数時間。
今でも強烈な余韻が残ってます。
死者は、およそ30万人にも及んだ。
そのスマトラ島沖地震で被災した、ある家族の実話
を描いた映画です。
それはもちろん、3月11日の東日本大震災のこと。
そのときに見た光景を、強烈に思い出さずにはいられなかった。
地震が起こってからの数日間は、毎日のように誰もがニュースで見ただろう
あの津波の映像を、思い出すことは間違えない。
きっと全ての日本人にとって、辛い体験になる。
津波の恐ろしさ
をメインテーマに描いた映画では決してないんです。
被災者や現地の人たちが
誰のことを想い、どう動いたか。
家族愛や人とのつながり。
メインテーマの映画なのです。
そんな温かいことばかりの現実ではなかったことは、
あの津波のニュース映像や、自分が東日本大震災の現地に行ったときのことを思い返せば
誰だって気づく。
映画は
それがまた人から人へと伝わっていく。
今ならインターネットでそれこそ世界中あっという間に。
落ち込むような話より
温かい話
の方が、いいと。
世界がいい方向へ変わっていくことはないと思うから。
この映画はそんな手助けをしていると、思うのです。
だからこの映画が、多くの人に観られ、心に響くことを自分は願ってやみません。
今年どころか、人生で最高の一本になるくらいの映画です。
ぜひ映画館で観て欲しい、必見の映画です☆